子育てって毎日イライラすることばかりですよね。
兄弟げんか、わがまま、片付けない、好き嫌い・・・
わたしも、5歳・3歳の息子たちに対して、
「いいかげんにしなさい!!」
「早く片付けなさい!!」
ついつい、周りがびっくりするほどの大声で怒ってしまいます。
イライラが止まらず、怒り続け・・・自己嫌悪に陥ってしまうこともしばしば。
本当は怒らずに、笑顔で子育てしたいのに・・・
そんな時に知った、アンガーマネジメントという怒りをコントロールするテクニックを知り、実践することで、笑顔の子育てができるようになってきました。
アンガーマネジメントとは何?
アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで開発された心理教育です。
怒りの感情というものは、誰もがもっている感情ですからそれ自体は悪いことではないのですが、怒りに任せて反射的な行動をして、相手を傷つけ後悔してしまわないようにしなければなりません。
そのためには、怒りの感情と上手に付き合い、怒りをコントロールできるようになることが大切なのです。
では、実際にどのように子育てのイライラや、怒りをコントロールできるのでしょうか?
アンガーマネジメントの3つのポイントについて見ていきましょう。
怒りの衝動をコントロール
怒りの感情のピークは6秒間と言われています。
子供がイラっとする行動をして、カッとして怒鳴りそうになった時、心の中で「1.2.3.4.5.6」と6秒数えてみましょう。
衝動的な怒りは長引く感情ではないため、6秒間数えることでイライラを抑えることができ、カッとして怒鳴ることを避けられます。
他にも、頭の中で100から3ずつ引いていき、「100.97.94.91・・・」と数えていくことなど、頭を使うほど効果がありますのでお試しくださいね。
また、子供に何度も同じことを言い聞かせても言うことを聞かず、怒ってしまいそうなときには、
「大丈夫、大丈夫」
「そのうちできるようになる!」
「落ち着こう」
など、自分を落ち着かせる言葉を心の中で繰り返し言ってみることも良いでしょう。
わたしの場合は、息子たちが生まれてきた日を思い出して、
「生まれてきてくれてありがとう」
と、心の中で言って、心を落ち着かせます。
この、怒りの衝動をコントロールすることはトレーニングですから、意識して習慣化すればだれでもできるようになります。
まずは、習慣化のために3週間続けてみましょう。
思考をコントロールする
わたしたちは生きていく中で起こる経験を通して「○○するべき」という価値観が構築されていきます。
「子供は親の言うことを聞くべき」
「遊んだ後は片付けるべき」
「年長さんになったから鉄棒はできるようになるべき」
このような、「○○するべき」という気持ちが裏切られた時にイライラした感情が生まれます。
まずは、自分の中の「べき」を自覚し、どこまでなら許せるのか、どこからが許せないのか、しっかり境界線を引けるようになりましょう。
境界線を引くことによって、怒る必要のあることだけを怒り、怒る必要のないことは怒らないで済むようになります。
例えば、子供が「片付けをしない」ことが「許せないこと」とします。
次に、「ここまでなら許せる」ということについて考えます。
「自分から片付けなかったけど、片付けなさいと言われたら片付けた。」
「子供たちだけで片付けなかったけど、ママが手伝えば片付けられた。」
このように、「ここまでなら許せる」というゾーンの幅を広げ、許せないこと以外は怒らないという風に思考をコントロールできるなら、必要以上にイライラすることがなくなります。
行動をコントロールする
思考をコントロールして、許せる範囲を広げることでイライラが少なくなってきます。
しかし、何でも許して子供を叱らず甘やかせればよいというわけではありません。
子供が、絶対に許せないことをした場合は、怒る必要があるでしょう。
ですが、怒っても状況を変えられないことであれば、怒る意味がありません。
例えば、「洗濯物が干したかったのに雨が降ってきた!」ということをイライラして怒っても状況は変わりませんよね。
このように、怒っても状況が変わらないことを怒るのは無駄な怒りと言えるでしょう。
また、「トイレトレーニングが上手く進まない」とか、「年長さんになったのに鉄棒ができない」ことなどに、イライラする方もいらっしゃるかもしれません。(はい、わたしです。)
ですが、このような状況は焦らなくても時間が解決してくれるものです。
このようなことが、無駄な怒りであることに気づくならイライラを半分以上減らすことができるでしょう。
まとめ
ついつい怒ってばかりのママに役立つ、アンガーマネジメントの3つのコツをお伝えしました。
- 6秒ルールでイライラした感情を上手くやり過ごす
- 自分の中の「べき」を理解し、許せる範囲を広げてみる
- 怒る必要のあることと、怒っても仕方ないことを見極める
怒りの感情は誰にでもありますし、子育てで怒るのは決して悪いことではありません。
ただ、衝動的に怒って後から後悔するような怒り方であってはなりません。
アンガーマネジメントで、怒りをコントロールすることは、トレーニングをすれば誰でも身につけることができます。
子供と一緒にトレーニングするなら、早い時期に子供にもアンガーマネジメントで感情をコントロールするテクニックを身に着けることができるでしょう。
怒りのコントロールをしながら、笑顔の子育てをしていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。