野菜の乾燥は、食材を無駄にせず保存できる素晴らしい方法です。
乾燥させることで野菜の栄養価もぎゅっと凝縮され、様々な料理に利用することができます。
今回は、初心者でも簡単にできる野菜の乾燥保存法と、その乾燥野菜を使ったレシピを紹介します。
野菜の乾燥保存法
乾燥保存は、食材に含まれる水分を取り除くことで、細菌やカビの繁殖を防いで保存する方法です。
以下に、乾燥保存に適した野菜と基本的な乾燥方法をご紹介します。
野菜の乾燥に適した種類
- にんじん:スープや煮物に最適
- ピーマン:炒め物やパスタの具材に
- 玉ねぎ:スープの風味付けに
- きのこ類(しいたけ、まいたけ、えのきなど):出汁や炒め物に
- トマト:パスタソースやピザのトッピングに
他にも、じゃがいもやかぼちゃ、きゅうりなどでも作れるよ!
レタスやもやしなど、あまり日持ちしない野菜は避けたほうがいいよ!
基本的な乾燥方法
1.スライスする:
乾燥が早く均一になります。
2.干す:
スライスした野菜をザルや干し網に並べ、風通しの良い場所で干します。晴れた日に干すことで、太陽の熱で効率よく乾燥させることができます。夜や雨の日は室内に取り込むようにしましょう。
3.乾燥具合を確認する:
触ってみて、パリッと割れるくらいに乾燥していれば完成です。湿気が残っているとカビの原因になるので、しっかり乾燥させましょう。
4.保存する:
完全に乾燥した野菜は、密閉容器やジップロックに入れて保存しましょう。
しっかり乾燥させているものなら、冷暗所に保存すると、3ヶ月ほど保存ができます。
乾燥野菜を使った簡単レシピ
乾燥野菜は、料理の風味を引き立てるだけでなく、栄養価もアップするので、ぜひ日常の料理に取り入れてみてください。
では、乾燥野菜を使った簡単レシピを2つご紹介します。
レシピ1:乾燥野菜のミネストローネ
材料:
- 乾燥にんじん:10g
- 乾燥玉ねぎ:10g
- 乾燥ピーマン:10g
- トマト缶:1缶
- ベーコン:50g
- 水:500ml
- コンソメキューブ:1個
- 塩コショウ:少々
- オリーブオイル:大1
作り方:
- 乾燥野菜は水に浸して10分ほど戻します。
- 鍋にオリーブオイルを熱し、ベーコンを炒めます。
- 戻した野菜の水気を軽く絞り、2に加えて炒め、トマト缶と水を加えます。
- コンソメキューブを入れ、10分ほど煮込みます。
- 塩コショウで味を整えたら完成です。
レシピ2:乾燥キノコの炊き込みご飯
材料:
- 乾燥シイタケ:5枚
- 米:2合
- 水:適量(乾燥シイタケの戻し汁も含む)
- 薄口醤油:大2
- 和風だし:小1
- 酒:大1
- 塩:少々
作り方:
- 乾燥シイタケは水に浸して戻し、戻し汁は取っておきます。
- 米を洗って炊飯器に入れたら、先に調味料を入れます。
- シイタケの戻し汁と水を合わせて、2合分の水を入れます。
- 戻したシイタケを薄切りにし、米の上にのせて軽く混ぜて炊飯します。
- 炊きあがったら、よく混ぜて完成です。
お好みで、小口切りした小ねぎを乗せても美味しいよ!
まとめ
野菜の乾燥は、手軽に始められて長期保存できる便利な方法です。
忙しい時でも、乾燥野菜を使えば、簡単に栄養満点の料理が作れます。
ぜひ、この記事を参考にして、ご家庭で乾燥保存と美味しいレシピを楽しんでみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。